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Buster Keaton
航海士(1924)
無人となった巨船が浮かぶだけで十分にドラマになる。甲板を駆け、機械仕掛けの海へ落ちていくカップルの、ゆるやかなる漂流譚。
航海士(1924) — 解説とハイライト
APLIN · 短箋
無人船の倉庫と通路は、笑いのための迷宮になります。ロープの結び目ひとつにさえ、叙情が忍んでいることに気づかせる作家でした。
航海士(1924)
広大な船体が舞台装置となり、道具と偶然が次々とギャグへ変換されていく本作は、産業時代のロマンスと不安をひとつの船舱に閉じ込めたような作品です。
字幕では、海面の広がりと船内の狭さの対比を、改行や句読よりもタイポグラフィを意識した短文で示唆しました。言葉の密度を抑え、波と機械の音が聞こえてくるような余白を残しています。