初代市川男女蔵の奴一平 Ichikawa Omezō I in the Role of Yakko Ippei from the Play Koinyōbō somewake tazuna. The Metropolitan Museum of Art (Public Domain)

Art Archive • Sharaku

浮世絵

写楽ギャラリー 大首絵の記憶を、額装の静けさで辿る。 洗練された佇まいで、静かに出会う。

寛政六年(1794年)、江戸の芝居町に忽然と現れ、わずか十ヶ月で消えた絵師、東洲斎写楽。メトロポリタン美術館の公開データベースから精選した十七図を、一枚ずつ額装の佇まいでご紹介します。役者たちの睨み、驚き、憂い——大首絵の緊張感を、静かに辿ってください。複製グッズは SUZURI(スタンダードTシャツ)で販売中です。

写楽の役者大首絵は、江戸時代後期の劇場文化を一枚の顔に凝縮した、浮世絵の中でも特異な系譜です。わずか10か月ほどの活動期間に多くの傑作を残し、役者の表情や仕草を大胆にデフォルメした画風は、同時代の絵師たちとは一線を画しています。写楽の正体は長らく謎とされてきましたが、現在では阿波徳島藩お抱えの能役者・斎藤十郎兵衛とする説が有力視されています。

本ギャラリーでは、寛政6年(1794)5月に刊行された雲母摺り大首絵28図を軸に、メトロポリタン美術館所蔵の作品から順次公開していきます。雲母摺りは、雲母の粉末を背景に摺り込むことで独特の光沢を生む技法で、役者の顔を無地の背景から浮かび上がらせる効果を持ちます。この一群は写楽の全活動期のなかでも最も評価が高く、様式が最も鋭く表れた時期の作品とされています。

作品一覧

額装仕立ての十七図。各カードから作品詳細へ進めます。複製グッズは SUZURI で販売中です。

グッズについて

写楽の役者大首絵は、顔まわりのクローズアップという構図の特性上、Tシャツやトートバッグ、マグカップなどでも作品の緊張感が伝わりやすいという特徴があります。

原画はメトロポリタン美術館の Open Access(CC0)で公開されているパブリックドメイン画像を使用します。出典表記は「The Metropolitan Museum of Art / CC0」の簡易形式で統一しています。

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