十数年前に作ったホームページが、今もそのまま公開されている。作家や小さな会社では、よくあることです。当時はよくできていたホームページも、時間がたつにつれて、いくつかの困りごとが出てきます。
この記事では、Dreamweaverというソフトで作られた古いホームページを、今どうすればよいか、3つの選択肢を比べながら考えます。
当時はよくできていたホームページ
2000年代から2010年代にかけて、多くの作家や小さな会社のホームページが、Dreamweaverというソフトと、その拡張機能を使って作られました。写真が切り替わる仕掛けや、動きのあるメニューなど、当時としては見栄えのよい、凝った作りのホームページも少なくありません。
その後、スマートフォンが広く使われるようになり、ホームページを表示するブラウザの仕組みも大きく変わりました。その結果、次のような困りごとが起きています。
- スマートフォンで見ると、文字が小さすぎる、レイアウトが崩れる
- 写真が切り替わる仕掛けや、メニューの動きが、うまく動かなくなっている
- 作った人と連絡が取れず、誰も更新できない
- ソフトが手元になく、自分で直す方法が分からない
まず、今のホームページを確かめる
選択肢を考える前に、今のホームページの状態を確かめておきましょう。
- スマートフォンで開いたとき、読めるか、崩れていないか
- 動かなくなっている仕掛けはないか
- 最後に更新したのはいつか
- ドメインとサーバーの契約者は誰か
3つの選択肢
1. そのまま残す
今のホームページに大きな問題がなく、更新の予定もないなら、無理に変える必要はありません。ただし、ドメインとサーバーの契約が誰の名義で、いつ更新が必要なのかだけは、確認しておきましょう。契約が切れると、ある日突然、ホームページが見られなくなります。
2. 見た目を活かして、作り方だけ直す
当時のデザインに愛着がある。作家のイメージとして、今のホームページの見た目が定着している。そういう場合は、見た目や構成をできるだけ残したまま、スマートフォンへの対応や、動かなくなった仕掛けだけを、今の技術で作り直す方法があります。
当方では、これを「全部は作り直さないリニューアル」と呼んでいます。デザインに込められた美意識を守りながら、今の環境で正しく見られるホームページに整えます。全部は作り直さないリニューアル
3. 新しく作り直す
載せる内容を大きく見直したい。展覧会のお知らせなどを、自分で更新できるようにしたい。そういう場合は、新しく作り直すほうが、結果的に近道です。今のホームページの文章や画像は、新しいホームページに引き継ぐことができます。
どれを選ぶか
迷ったときは、次の2つを考えてみてください。
- 今のデザインを、残したいと思うか
- これから、自分で更新したいことがあるか
デザインを残したいなら2、更新したいことが多いなら3が向いています。どちらとも言えない場合は、まず今のホームページの状態を確かめるところから始めましょう。
作り直すときに気をつけたいこと
ホームページを作り直すと、ページの住所(URL)が変わることがあります。そのままにしておくと、これまで検索や他のサイトから来ていた人が、ページにたどり着けなくなってしまいます。古い住所から新しい住所へ自動で案内する設定をしておくことで、これまでに積み重ねた検索での評価を引き継ぐことができます。